去勢手術・避妊手術
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去勢手術・避妊手術について

不妊手術について
「交配をしたほうが良いのでしょうか?」「交配をしないのなら不妊手術はしたほうが良いのでしょうか?」これらの質問に対する「正解」はありません。出産させるのも不妊手術を行うのも、どちらも行わないのも飼い主様の考え次第なのです。様々な病気を予防するために不妊手術をすることもひとつ。自然に備わった体の機能や組織を取り除くことに抵抗を感じるのもひとつなのです。出産・不妊手術それぞれにメリットやデメリットがあります。それらを熟考して家族の一員である犬猫の将来を質問形式で一緒に考えていきましょう。
手術の日程を教えてください
予約
- お電話かご来院いただき、手術の予約をお取りします。
- 基本的に水曜から土曜日が手術日です。
- 手術翌日が休診日の場合は手術できませんので、あらかじめご了承ください。
術前検査(手術1週間前)
手術前に血液検査と心電図検査を必ず行います。病状や年齢や基礎疾患によっては追加検査を行います。原則として1週間前に検査を行い手術に備えます。この日に手術前日からの食事などの注意点をご指導します。
手術当日(1日目)
前日の夜は早い時間に夕食を取り、当日の朝から絶水を行います。当日食事をした場合、手術は中止になります。午前11時までに犬・猫を預けていただきます。お預かりは原則として来院された順番で行います。問診、手術の説明を行いますのでお時間に余裕を持ってご来院ください。お急ぎの方はお声掛けください。手術は当院で責任を持って手術を行いますので、飼い主様はご帰宅いただきます。手術は12~17時の間で行います。手術後覚醒し、落ち着いたら飼い主様へお電話で無事を報告いたします。当日の面会は動物が興奮する場合がございますのでご遠慮いただいております。
退院(2日目)
午前・午後どちらでも飼い主様の都合で退院をします。帰宅後のいろんな注意点を、書類を交えてお話しいたします。動物が一番つらく、戸惑うのが1~2日目ですので飼い主様が一番動物と一緒にいてほしいのがこの日です。
消毒(3日目)
診療時間内にご来院いただき、消毒いたします。
抜糸(7日目)
診療時間内にご来院いただき、抜糸いたします。傷の具合にもよりますが、基本的にこの日で手術に関連した診察は終了です。
カラーをはずす(10日目)
傷口を舐めないようにガードしていたエリザベスカラー・術後服をはずします。傷の具合や動物の性格によっては傷を一生懸命舐めることがありますので、安易に目を離さないように注意が必要です。
術後
手術後、稀にホルモンバランスが崩れ体重が増加する場合があります。適切な食事、運動量を維持し、体重測定を定期的に行って健康に努めてください。
手術時、ワクチンやノミ・マダニ予防は必要ですか?
入院、手術時にはどの飼い主様にもノミ・マダニ予防(病院処方の医薬品に限る)をお願いしています。
「うちの子はマンションで散歩には行かないのでノミはいないんだけど…」と言われることがあります。院内では清掃、消毒に努めていますが、病院にはたくさんの動物が来院しますので、大切なペットをお守りするため必ずお願いしています。
またワクチンの接種も必ず行ってから手術を行います。手術時は体温が下がり、感染に対して抵抗力が落ちますので、体調不良により手術後感染症にかかる恐れがあります。手術とワクチン接種の日程は獣医師と相談が必要です。
できるだけ早くに手術を考えていますが、いつが良いでしょうか?
特に雌犬の場合、不妊手術の時期は乳腺腫瘍の発生リスクに影響します。乳腺腫瘍発症リスクは、初回発情前の手術では0.5%、2回目の発情までの手術では8%、2回目発情後4回目前だと26%に達します。当院では2回目の生理を迎えるまでに手術することをお勧めします。
ただし発育状況、体格、種類、体調により手術適期が異なる場合があります。また若齢時に生後3~4ヶ月齢で早期に手術をする方法がありますが、当院では行っていません。
諸事情でこの年齢を超えたとしても手術は可能です。前述のように様々な病気を予防できますので獣医師と相談してください。
発情生理の出血中ですが手術はできますか?
この時期の手術は卵巣子宮ともに血管が発達しており出血しやすい状況にあります。また非常に稀ですが卵巣が発達しているため卵巣の取り残しや再生による卵巣遺残症候群に繋がることがあります。
発情出血の1~2ヶ月後に乳腺が発達してきます。この時期の手術も乳腺の発達次第では皮膚の縫合部の感染が起きることもありますので、手術はできる限り回避するようにしています。
病院によって手術時期への考え方は違いますので主治医とよく相談してください。
手術をしたら肥満になると聞きましたが
手術そのものが肥満を引き起こすわけではありません。肥満は摂取カロリーが消費カロリーを上回ったときに起こります。手術をするとストレスから開放され、発情行動がなくなり、それに伴う縄張りの巡回や興奮などが減少するなど、行動が変化します。その結果、消費カロリーが15~25%減少すると言われています。手術後は適度な運動をさせるとともに、個人差もありますが20%ほど食事を減量したり、低カロリーの食事に切り替えると良いでしょう。